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将棋ウォーズでの対局の反省とその他いろいろ 現在2級

将棋ウォーズ今日の感想「王手飛車に気付きたい」

2019年4月29日の成績は●○●でした。

 

1局目は4級の方が相手でした。

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第2図で時間切れ負けしています。

振り返るのは第1図。

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相手が右銀を使い攻め続け、こちらは受け続けているという展開でしたが、次の△6五歩は完全に悪手だったようです。というのもその後▲6二とと銀を取られることを予想していたのに対し、△4三とと金を取られてしまったため。でもこれはしっかり読めていれば当然の手ですね…。ここでの最善手は△同銀とのこと。候補の1つでしたが指せなかったのは、次に▲6四銀とされた局面が不安だったためです。そのように進んだ場合も検討してみるとこうなりました。

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△同銀は出来ないので△5四銀としたとき、相手が次に何を指してもこちらが優勢になっています。感覚的には不安な状況が続きますが、それでもやはり第1図では△同銀だったのかなと思います。

 

2局目は5級の方が相手でした。

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第3図で相手が投了し勝っています。

振り返るのは第1図と第2図。

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第1図はこちらの棒銀に対し△4四角と出た局面。ここで▲2四歩から攻めていっても銀交換はできず、一旦手が止まってしまいました。ここでの最善手は▲3四歩のようです。相手は恐らく△2二銀と受けるためやはり銀交換は出来ませんが、1歩得した後に▲7六歩等と形を作っていった方が良かったですね。

 

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第2図では当然のように▲2三銀成としてしまいましたが、これは互角(若干先手が有利)から後手優勢に変わってしまう疑問手だったようです。しかしこれは読み筋を見ればよく分かります。△同金と取らずに△2七歩と打ち、▲同飛△2六歩▲同飛と進むと次の△1五角が王手飛車になってしまうためです。かといって打たれた歩を取らなければ2三の銀を取られてしまうわけで、△2七歩と打たれた時点でどうしようもない状況です。ここでの最善手は▲6八玉。そこに逃げておけば先程の手順で王手飛車になることはありませんし、シンプルに玉を安全な場所に移動させる手としても指しておくべきだったのだろうと思います。

 

3局目は3級の方が相手でした。

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第3図で詰まされ負けています。

振り返るのは第1図と第2図。

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第1図。矢倉でよく見るような局面ですが、ここで訪れたチャンスを逃していたようです。△8九飛成を防ぐために▲8七歩としましたが、▲7六角で王手飛車になっていたようです。相手は角で受けることが出来るため飛車をタダで取ることはできませんが、それでもこちらが得ですね。

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第2図。棋譜解析を見る限り決定的な悪手はこの先になりますが、完全に読み間違えてしまったというのはこの局面でした。というのも△3九角と打たれることを意識しつつも、▲同金△3九角▲6八飛で受かると思ってしまったためです。実際はその後△5七銀でまずいことになってしまいました。これは相手の持ち駒に銀があったためですが、持ち駒がない場合でも△5七角成とされればやはりまずいことになるので、それより前の時点で対策をしなくてはいけなかったようです。ここでの最善手は王手をかける▲7一飛のようですが、受けとしての最善手は▲6八金引のようです。△6七銀からの金銀交換が気になりますが、それは仕方がないということでしょう。

 

3局を終えて達成率は3級11.2%→10.5%になりました。