将棋ウォーズの話とか

将棋ウォーズでの対局の反省とその他いろいろ 現在2級

2年目の勉強法を考える

 将棋ウォーズで対局を始めたのが去年の9月末だったので、既に2年目に突入しています。2018年10月は3.43級で2019年9月は2.63級です。数値的にも感覚的にも間違いなく成長はしていますが、思っていたよりは伸びませんでした。

 一番の原因は、最低限実戦と詰将棋を解いていれば経験値が貯まっていってどんどん強くなるだろうという思い込みだったと思います。実際得たものはありましたが、甘く考えてました。もう1つ挙げるなら、勉強が出来ないタイプにありがちな、本は色々買ってみるけどちょっと読んだだけでやめちゃうパターンが多すぎたからですかね。

 そんな訳で2年目の勉強は「少しずつ覚えていく」、「忘れないようにする」事を意識してみようと思います。とにかく復習を重視します。1週間毎日勉強できるとしたら、月曜日に覚えたことは火曜日に復習して、また新しいことを覚える。火曜日に覚えたことは水曜日に復習して、また新しいことを覚える。そして日曜日は1週間の復習をして、新しいことは覚えようとしない!つもりです。簡単な3手詰の問題集を解く場合も同じで、1週間で同じ問題を3回見ることになります。読もうとしなくても1手目を覚えてしまっているパターンが多くなると思いますが、勿論それで本当に詰むかどうかはしっかり読みます。

 次にどんな本を読むかですが、まずは「戦法書」、「詰将棋」、「次の1手」にするつもりです。戦法書については3冊を2ページずつやります。戦法書とどう向き合うかはずっと考えていたのですが、やはり「対抗形」「相掛かり」「角換わり」ついては1冊ずつは読んでおきたいと思っていて、読むなら毎日少しずつじゃないといつまでたっても覚えられないのでこんな形にしました。一度に3冊は多すぎるかもしれませんが、1冊だけ2ページずつじゃ遅すぎるし、1冊を何ページも進めるようにすると眠くなるんですよね。具体的に読む本ですが、まずは戦法書について。

 

1冊目は「対振りの秘策 完全版 飯島流引き角戦法」です。

 

 

 冒頭では思っていたほどの成長を感じられなかったという話をしましたが、はっきりと成長を感じられている部分もあって、それは振り飛車対策を重視したいと考えていた時期にこの戦法を知って、結果戦えるようになっていることです。実際の勝率は分かりませんが、相居飛車で3級の相手と戦うよりも、対抗形で2級の相手と戦う方が勝てる気がしています。まずは飛車先を突いていく戦い方で勝ちたいと思っていたのと、船囲いに組んでからの戦い方が分からないと思っていた私にはぴったりな戦法です。とはいえ本を読み込んだわけではないので、これから読み進めていくつもりです。初めに3冊といいましたが「飯島流引き角戦法」に関してはこれだけでも2冊分、これと別にもう1冊あるので順番に読んでいくつもりです。ちなみに現在21ページまで読んでます。

 

2冊目は「相掛かり△6八玉型 徹底ガイド」です。

 

 覚えたいものでいえばこれが一番です。元々相掛かりを得意戦法にしたいと思っていたのですが、詳しく勉強した訳ではなく、先手引き飛車棒銀がうまくいかない場合に次はどうすべきか全然分かってませんでした。本書はそもそも先手引き飛車棒銀に対して後手の優秀な対策ができているという話から始まります。よってすぐに歩の交換をしない相掛かりがメインになるわけですが、これを使えるようになれれば良いなと思ってます。当分はこの本通りに指せないと思いますが(まだそこまで進んでないし)、冒頭の「先手引き飛車棒銀」と対策についても重要なので最初からじっくり読んでいきます。後手として知るべきものでもありますからね。ちなみにこの本については出版記念イベントに参加して目の前でサインを書いてもらった本を持ってます。級位者向けの本ではないようですが、相掛かりも飯島流を目指しましょう。ちなみに19ページまで読んでいます。

 

3冊目は「神速! 角換わり△2五歩型 必勝ガイド」です。

 

 相掛かり以外だと矢倉もありますが、矢倉を学ぶべきかどうかは自分にも分かっていません。先手番でも後手番でも矢倉という囲いを組むことはありますが、相矢倉の手順とは違うので参考になるのかどうか…でも角換わりはあります。

f:id:nao0048:20191005141705p:plain

飛車先を2回突いたら角で受けられたので▲4八銀と様子見。△8四歩で相手が居飛車だと判断したため▲7六歩と角道を開ける。△2二銀と角交換に備える。ここで先手から交換しに行けば角換わりの先手になる訳ですが、全く自信がありません。やっぱり1冊は読んでおきたいと思っていました。ただしこの本を選んだのが正解かどうかは分かりません。はっきり高段者向けって言ってるんですよね。角換わりの本の中では新しく、▲2五歩型というのも合っているので買ったわけですが。とにかく読んでいきます。ちなみに15ページまで読んでいます。

 

次に詰将棋の本ですが、とりあえずは3手詰に限定されているものを解いていくつもりです。去年とは違う進め方でどうなるかは自分にも分かりません。素早く解けるようになればいいのですが。

元々途中まで解いていて、また1問目から解き始めたのが「ポケット3手詰です」。

 

 表紙は可愛いんですが、今まで読んだ3手詰の本の中で一番難しいです。開き王手や両王手、無駄な合駒等が絡んで難しいというのもあるんですが、それは他でも目にすることで、この本の特徴としてはこういう問題が多いです。

f:id:nao0048:20191005144539p:plain

何が言いたいかおかわりでしょうか。3手詰である以上1手目は決まっているわけですが、2手目の選択肢が多い上に、それに対する3手目も全部違うような問題が多いんですよね。どうしても時間がかかってしまいます。1から始めたばかりなのでまだ8問目までしか解いていません。これを解き終えたら3手詰ハンドブックなども再度解いていくつもりですが、多分最初のこれが一番時間がかかると思います。

 

最後に「次の1手」です。これも数が多いので本当に迷っていたのですが、

最初は「将棋・ひと目の手筋」にしようと思います。

 

 序盤・中盤などで分けられているものが多いですが、最初は「駒別の手筋」を覚えるべきなんじゃないかと思ったので。全問解いたら「ひと目の端攻め」を読むつもりです。これも覚えたいんですよね。ちなみに20問目まで解いています。

 

 その他平日で時間に余裕があるときや休日に他の本を読むことはあるかもしれませんが、その時は必死に覚えようとはせずに読むつもりです。

 肝心の対局に関しては、今まで通り毎日将棋ウォーズで3局、休日はできるだけ、やらうら王将棋神相手に飛香落ちで1局やろうと思っています。その日の内に振り返るのも今まで通りで、特に気になった局面は週末に記事に出来たらいいなと思っています。それも休日にもう一度復習するという意味で悪くなさそうですし。

 

という事で、早速計画を実行していきます。